結婚において重要な役割を果たす披露宴。
今回は披露宴について追及してみました!
長く付き合っているけれどなかなか結婚に踏み切ることができないカップルにおすすめの演出です。
もちろん女性がしかけても良いサプライズなのですが、男性がしかけた方がかっこよさが際立つでしょう。
女性にとっては付き合っている男性がいつプロポーズをしてくれるのかと考えてしまうものです。
2人とも働いていればいつでも結婚はできますし、もし周りの友人たちが結婚していったり出産を迎えたりなどすると「私たちはいつ進展するのだろう」と焦りを感じてしまいます。
そして最終的には親から急かされたりと大人の女性たちは非常にストレスを感じやすくなってしまいます。
とは言え「結婚しよう」という言葉は男性から言ってもらいたいのが乙女心で、彼氏を急かして結婚に踏み切るということはなるべく避けたいものです。
だからこそいつも女性は静かに待っているのです。
そんな彼女の気持ちを最大限に喜ばせてあげるサプライズプロポーズです。
今では結婚式場は挙式や披露宴を行うだけの場所ではありません。
結婚式がない日にはランチ営業を行っているところも多いので、彼女をランチに誘います。
そうして自然な流れで結婚式場に行き、ついてみるとそこにいるのは式場スタッフと2人だけ。
他のお客さんはいません。
そうして案内されるまま会場に入ると、正装した家族や友人たちが迎えてくれるというものです。
彼女からすれば何が起こったのか分からず唖然とするでしょう。
そんな彼女に新郎から指輪を渡し、公開プロポーズを行います。
こんな状況をつくられてしまっては彼女も「NO」とは言えませんから「ほぼ100%プロポーズは成功する」という前提で行う必要があります。
そうして「OK」の返事をもらったら、新郎新婦は衣装に着替え、ゲストには食事を楽しんでもらったり余興を楽しんでもらったりしてゆったりと過ごしてもらいます。
このサプライズ演出は非常に緻密な打ち合わせが必要です。
まず彼女には内緒で結婚式の準備を行わなければなりませんし、ゲストの全員にも協力をしてもらわなければなりません。
そのため新郎1人での準備となって大変なのですが、彼女の最高の笑顔を見ることができると考えればやる気が出るものです。
打ち合わせは1人もしくは家族や友人たちと行き、何か小物を作ったり準備をしなければならない場合には彼女がいない場所で行うようにしましょう。
そして招待状に関してですが、一般的には差出人が新郎新婦の2人なので返送先も2人の住居になります。
もし同棲しているのであれば返送ハガキでバレてしまうので友人の家に返送してもらうようにするなど、何かと細かな気配りを行う必要があります。
最近ではSNSによって隠し事がバレてしまう場合もあるので、ゲストたちには「当日まで何も発信しないでほしい」ということも伝えておきましょう。
いろんなところに配慮しなければならないので大変ですが、2人のことを思うゲストであれば快く協力してくれるでしょう。
こんなに娘のことを思ってくれる男性ならばと彼女側の家族もきっと喜んで協力してくれるはずです。
1人ですべてを抱え込むとパンクしてしまうので、適度に手を抜いて友人に手伝ってもらったり、式場の人に手伝ってもらったりというようなことをしながら準備を進めていきます。
とは言えあまりにも突然すぎると彼女も何の身支度もしていないのに困るという場合があります。
本来花嫁さんはその日を最高のコンディションで臨みたいと思うためしっかりとムダ毛の処理をしたり、エステなどに行って少しでも美しい状態でドレスを着ることを望みます。
サプライズは嬉しいけれど突然すぎると困るという女心に対しても配慮が必要です。
そこは「近々友人の結婚パーティーがあるから」などと言っておき、最低限の身なりはととのえられるようなきっかけをあげましょう。
あとは彼女の友人たちに協力をしてもらって一緒にエステに行ったりするというのも手段の1つです。
女性にとって結婚式は大切な晴れ舞台です。
最高の1日を演出してあげるためにも、最高のサプライズを用意してあげると喜ばれるでしょう。
これだけ大掛かりなサプライズを計画する人はあまりいないのでかぶることもありません。
結婚式は新郎新婦にとって人生に一度きりの大切な儀式ですが、それはお互いの家族にとっても同じことです。
今まで大切に育ててきた我が子の晴れ舞台を喜ばない親などいません。
立派な大人となって巣立っていく我が子を見て涙を流す親もたくさんいるでしょう。
そんな第二の主役でもある両親にも目を向けたこだわりの演出です。
不思議なもので親にとっては自分の子どもは可愛いものですが、自然と異性の方を可愛がる傾向にあります。
母であれば息子の方を可愛く感じ、父であれば娘の方を可愛く感じます。
これはあくまで傾向なのですが、親子とはいえど異性だからこそ成長していく我が子とどう接したらいいのか分からなくなってしまう時期もあります。
そんな中でも特に溝が生まれやすいのが父と娘の関係です。
女の子から女性へと成長していく娘に対して、父親というのはどう接していけばいいのか分からなくなってくるものです。
娘としても父親に対してどう甘えればいいのかが分からなくなってきてしまい、つい母親とばかり交流を深めるようになってしまいます。
そんな父と娘の関係に注目した演出が「手紙の読み合い」です。
嫁いでいく新婦が両親に感謝の手紙を読む演出はよくあるのですが、それだけで終わるのではなく新婦のお父様にも手紙を書いてもらいます。
お互い言えなかったことは思い出話、子どもの立場だから思う事と親の立場だから思う事を披露宴の場で告白してもらいます。
この手紙の読み合いはできれば新婦が知らない方が大きな感動を呼ぶことができるでしょう。
担当のウェディングプランナーであったり、新郎など周りの人々が提案することによって成り立つ感動の演出です。
緊張の中両親へ感謝の手紙を読んだ新婦は、そこで一安心するでしょう。
そんな時に突然父からの手紙を読まれて驚きを隠せないでしょうし、感極まっている中でいつの間にか遠い存在となってしまっていた父親から本音でつづられた手紙を読まれて涙しない新婦はいません。
これはやはり父と娘という関係だからこそ感じられる感動です。
新婦とお父様だけではなく、周りのゲストたちをも感動の渦に巻き込みます。
大切な娘を嫁に出す父の言葉を聞いて、新郎にとっても良い刺激となるでしょう。
託された大切なお嬢さんを幸せにしていかなければという強い気持ちを改めて再認識することができます。
どの結婚披露宴でも、終盤に新婦の手紙が読まれるのは定番故に人々の中でマンネリ化してきています。
「今まで育ててきてくれてありがとう」という内容の手紙はみな同じものに感じられますし、感動する人もいればなんとなく聞き流してしまう人がいても仕方がないのです。
これはゲストに向けられた演出ではなく、新婦が両親の2人にだけ向けられた演出と化しているからです。
感動するものであるのにかわりはないのですが、どうしても新婦と両親という狭い世界での感動になりがちです。
そこで父親からの言葉というものを加えることで狭い世界が一気に披露宴会場全体の感動へと変わります。
手紙に書かれた思い出話が、もしも父と娘で同じだったらやはり親子なのだという絆を感じられる素晴らしい演出になるでしょう。
会場にいる女性ゲストであればまるで自分が父親から言われているような気持ちになりますし、男性ゲストであれば「いずれ自分に娘ができたら」ということを考えると涙を誘います。
父の言葉というのは偉大です。
一家の大黒柱として威厳を保ちつつも可愛い娘のことが心配でしかたがないという気持ちからどのような日々を過ごしてきたのか、また結婚という節目を迎えてどのような気持ちでいるのかという普段は語られない父親の素直な気持ちだからこそ素晴らしいのです。
この演出を行うことで今後の父と娘の関係はより良いものとなるでしょうし、新郎にとっても良い夫婦関係を築くことができるだけではなく義理の家族として良い付き合いをしていくことができるようになるでしょう。
将来の良い家族関係を築いていくための1つのきっかけにもなるので非常におすすめの演出です。
披露宴の序盤に放映されるプロフィールムービーや、友人たちからの余興ムービーなど、映像を利用したものにはいろんなものがあります。
そんな中でも今注目を集めているのが「パラパラ漫画」です。
パラパラ漫画が注目を集めている理由としてあげられるのが某芸人による作品です。
絵がどんどん変化していくことでストーリーが展開されていくのですが、手描きということもあり非常に温かみを感じることができる作品になります。
これにストーリーに合わせた音楽を組み合わせることによって一種のMADのようになりより世界観を強く演出することができます。
このパラパラ漫画の良さに着目した業者が披露宴に使われるムービーとして制作をするようになったことから注目を集めています。
まだまだメジャーではありませんが、世界に1つしかないオリジナルの作品が仕上がるので記念品にもなりますし、何より特別感を感じることができます。
パラパラ漫画の良さというのはいくつかありますが、まずは展開が楽しみになるというところでしょう。
写真を繋ぎ合わせて作られたスライドショーのようなムービーでは何の展開もありませんが、パラパラ漫画であればストーリーの展開があるので見ごたえがあります。
またムービーが流れている最中に料理に集中していたりお喋りに集中してしまうゲストも多く、せっかく作ったムービーを見てくれないという場合もあります。
しかしパラパラ漫画であればどのような展開になるのかと見ている側も気になるような作りになっているので、ゲストの全員が注目してくれるという良さがあります。
新郎新婦だけではなくゲストも見て楽しむことができるというのが最大の魅力なのです。
写真や動画では分かりにくいような表情の変化も、パラパラ漫画によってキャラクター化されれば表情の変化が分かりやすくなるので見ている側が感情移入しやすく、それが感動へとつながります。
多くの雑誌にも取り上げられている演出ですが、なぜまだメジャーとなっていないのか、それは式場の音響・映像担当がムービー制作をすることが一般的になっているからです。
わざわざ専門の業者に依頼したりせず、式場内のスタッフに作ってもらった方が打ち合わせもスムーズで更には割引をしてくれる場合もあります。
またオリジナル性の高い物を作りたいということで手作りをする人も多いため、パラパラ漫画のように業者が制作するものへの関心がまだそれほど高くはないというのが現状です。
しかしそのクオリティの高さなどが認められているのもまた事実で、徐々にこういった演出を披露宴に取り入れる人も増えてきています。
披露宴はゲストに楽しんでもらうためのものです。
しかしゲストに楽しんでもらうことよりも自分たちが楽しみ納得することができるような披露宴の実現を優先させる人が多いのも事実です。
そのため披露宴で出される料理や引き出物などは比較的価格を抑えているにも関わらず新婦は何着もドレスを着たり、派手な演出を行ったりというような場面が見られます。
これでは本来の披露宴の意味を成しません。
映像にも同じことが言えるのですが、ゲストが見てくれるように、飽きずに最後まで見ることができるようにと工夫することよりも、いかに自分たちが納得することができるか、またなるべく安く作ることができるかということに重きを置く人も少なくはありません。
だからこそゲストは映像に注目してくれなくなるのです。
披露宴の主役は新郎新婦であることにかわりはありませんが、ゲストを楽しませるためのエンターテイナーとなることも大切です。
これから夫婦としてお世話になる人々への挨拶の場でもある披露宴なので、しっかりとおもてなしをして今後も良好な関係を築いていく事ができるようにということを考えれば、自分たち本位のものではなくゲストの立場になって考えた演出を見つけることができます。
ムービーは披露宴を盛り上げるために必要不可欠なものなので、他の演出よりもより力を入れて考えることが大切です。
まだまだメジャーではないからこそ人ともかぶらずゲストにも喜んでもらうことができる演出になるでしょう。