結婚相手に求める条件⁉素敵な出会いが見つかる!
「愛があればどんな困難でも乗り越えられる」といった言葉がありますが、結婚生活はそんなに簡単なものではありません。
10代や20代前半の頃は相手への愛情が勝り、相手が定職に就いていなくても、アルバイトばかりで設計を立てていたとしても、自分も働けば良いからと楽観的に考え、勢いで結婚を決めるケースもありますが、結局毎日の生活が成り立たず、夫婦で喧嘩ばかりを繰り返す事になります。
そういった事から、婚活を意識する年代の女性は、結婚を考えた時に相手への条件として、まず自分が納得出来る年収を挙げる人も少なくありません。
結婚すると、女性はそれまでの生活と激変する事が多いです。
元々職場恋愛で結婚する事になり、結婚後もその職場で共働きをするなら問題ないですが、新居へ引っ越す事で仕事を辞めなければならない場合、それまでキャリアウーマンとして働いていた人にとっては不満に感じるかもしれません。
一方、今までは親と同居して特に何の不自由もしてなかった女性が、低い年収の男性と結婚した事で生活レベルを下げる事となり、いろいろとストレスを感じてしまう事もあります。
これは男女ともに言える事ですが、独身の時は、自分が稼いだお金を使って、好きな物を食べたり、好きな服を買ったり、趣味に使ったりなど、自分がしたいと思った事にお金を費やす事が出来ましたが、結婚後は稼いだお金を自分の為だけに使うのは難しくなります。
そして家庭を築いていくためには、夫婦二人の生活を成り立たせるお金はもちろん、子供が生まれれば育児費用、教育資金などが必要になります。
住む地域によって住居費や物価も異なり、また子供の数によっても出費する金額が違ってきます。
昔の日本は、男性は一家の大黒柱として働き、女性は子どもを産み、育てる、家庭を守るものというのが一般的でしたが、最近は社会情勢が先行き不安定ということもあり、結婚しても妻に仕事を続けてほしいと考える男性が多くなってきました。
働く事に抵抗がない、または社会へ出て働きたいという考えを持っている女性はともかく、元々専業主婦志向がある女性にとっては、「話が違う」という事にもなり兼ねません。
また結婚後も働く事に抵抗がない女性の場合も、出産して子育てするとなった時は、一定期間、働けない期間があり収入も見込めません。
こういった事から、専業主婦を望む女性は、夫の収入だけで生活をしていけるように、共働きでも良い女性は、出産や育児期間も生活に困らないぐらいの収入がある男性を望みます。
また注意したいのは、年収だけで結婚を決めても、安定した生活は保証されないという事です。
現時点で高収入であったとしても、先行き不透明な時代なので、この高収入が一生続く訳ではありません。
例えば経営者だと、会社の経営が悪化すれば、個人の資産を削って資金繰りに充てる必要があり、借金生活へと入ってしまう事にもなります。
そのため、相手への条件の中には、安定した職業を望む声も少なくありません。
大手の一般企業、または公務員など、堅実に働いて一定の収入が得られる方が安心感があるからです。
特に公務員の場合は、企業のように潰れてしまう事はなく、問題を起こさない限りは不当な解雇を受ける事もありません。
実際、結婚相談所や婚活パーティーなどでは、公務員に従事する男性は人気が高いです。
個人の考えはそれぞれで、例え貧しくても大好きな相手なら構わないという人もいます。
でもある程度の収入がないと、人間らしい生活も出来ません。
子供が出来ても十分な食事を与えられない、教育を受けさせてあげられないとなると、それは幸せな家庭とは言えません。
また結婚当初はお互いに我慢していても、一緒に生活していくと、お互いに相手への遠慮が無くなります。
特にお金の問題は夫婦喧嘩の火種になりやすく、夫婦喧嘩を毎日のように子供の前で行っていると、子供の教育上にも良くありません。
あまりにも高年収を条件に掲げたり、ある決まった職業ばかりにこだわるのも問題ですが、それなりの年収を安定して稼いでくれる相手ではないと、結婚生活は成り立たないという事を頭に入れておく必要があります。
交際は当人同士のお付き合いで、お互いに好意を寄せていたら何の問題もありません。
そして恋愛の末に、「好きだから結婚する」という結論に至ったとしても、それがスムーズにいくとは限りません。
結婚するというのは、自分と相手の親や兄弟が親戚関係になるという事で、家族同士がつながるという事になります。
結婚前は、大好きな人の親や兄弟だから仲良くなれる安易に考えがちですが、元々は生まれも育ちも違う赤の他人ですから、急に仲良くなる事など出来ません。
しかも相手の親から結婚自体を反対されているようなケースだと、さらに風当たりは強くなります。
自分の大切な子供のためだからと、渋々結婚を了承されたとしても、基本的に苦手な相手と距離を縮める事は難しいです。
こういった時、結婚相手がどのような態度をとるかで今後の生活も変わってきます。
きちんと間に立って両者の気持ちを理解してクッションとなってくれるのか、それとも責任を回避して両者から逃げてしまうか、または親側の味方ばかりをして自分に辛く当たるようになるかによって、結婚生活やその後の子育てに大きく影響していきます。
やはり理想としては、結婚相手と両親が何とか仲良く、気持ち良く過ごせるように努力してくれる人こそが、結婚相手としても安心です。
そして自分の両親にも相手の両親にも配慮出来るような人が良識的な大人と言えます。
また結婚後の相手両親との同居の有無も条件に入れている人は多いです。
核家族が当たり前になり、昔に比べると、同居が前提の結婚は少なくなってきています。
それでも二世帯住居を建てて新婚当初から同居を望む人はいます。
こういったタイプの人は、介護うんぬんではなく、単純になぜ一緒に住まないのか理解出来ず、家族になったのだから同居も当然という考え方を持っています。
嫁姑問題は昔から根深いもので、最初は仲良く出来ていたとしても、衣食住が全く違う環境で生活してきた者同士が一緒に暮らすとなると、次第に険悪な仲になってしまう事もあります。
せっかく好きな相手と結婚しても、毎日余計な気を使わなければいけない生活はストレスが溜まり、義両親との関係に悩んで離婚を選択してしまうケースもあります。
また結婚当初は別居でも、親が高齢になったら同居したい、妻に介護して欲しいと考えている男性も多いです。
これは義両親が健在の場合は誰にでも起こりうる問題で、特に長男や跡取りの身である男性に嫁いだ場合は結婚する前からそれなりの覚悟を持っているかもしれません。
ただ最初は別居と言われていたのに、途中から同居を望まれると話が違うと感じてしまいます。
また相手の両親から同居を懇願された場合、内心では嫌だと思っていても、なかなかハッキリと断るのも難しく、家族に押し切られる形で同居になってしまうケースもあります。
このようなトラブルを避けるため、結婚相手に「絶対に親との同居は望みません」と宣言している人は少なくありません。
婚活においても、結婚相談所の相手への条件にも同居の有無の欄はあり、同居の可能性がある人は避けてお相手探しをする人もいます。
もちろん結婚する事によって、義両親との関係も本当の親のような良好な関係を築く事が出来る人はいます。
そして病気や寝たきりになった時、嫁の立場として積極的にお世話をしていくのですが、介護は肉体的にも精神的にも辛いです。
それに加えて家事や育児も重なっていると、介護を全て任される状態はストレスが溜まっていくものです。
結婚とは相手と相手の家族も巻き込む事なので、このようなシビアな問題は夫婦でしっかりと話し合っておく事が大切です。
最初は別居でもいずれは同居の可能性があるのか、もし介護が必要になった場合はどちらが主になるのか、妻側の両親の介護が必要になった時は夫も協力してくれるのかなどを明確にさせておく事で、もしそのような状況に置かれた時は、夫婦で協力しあう事も出来ます。
面倒な事はうやむやにされていると、結局その時に混乱してお互いに押し付け合ったり、夫婦喧嘩の元にもなり兼ねません。
これまで別々に暮らしていた二人が結婚して一緒に生活を始めると、「何か違う」と感じてしまう事も少なくありません。
例えば離婚の理由で最も多いのが、いわゆる価値観の違いです。
何が良くて何が悪いのか、何が優れていて何が劣っているのか、人によって考え方はそれぞれです。
自分では当たり前だと思っていた事が、人からは全否定される事もあり得ます。
価値観は生まれ育った家庭環境や社会環境に大きく左右され、幼少期から深層意識に与えられた情報で作られていくため、簡単に変えようと思っても変えられる訳ではありません。
夫婦間でも価値観の相違はよくある問題で、例えば男は家族を養うために仕事を優先するという夫に対して、自分や子供と過ごす時間を取って欲しいと願う妻の間には深い溝が出来てしまいます。
そして特に問題になりやすいのは、子育ての考え方の違いで、子供は幼少期から厳しくしつけたいという人もいれば、褒めて伸ばしたいと考える人もいます。
また学校は知り合いの多い地元の公立へ行かせたい人もいれば、エスカレーター式でゆったりと進むべき進路を決めて行かせたいという人もいます。
自分達の大切な子供の事になると、お互いにヒートアップしてしまい、それがずっとしこりとなって夫婦の仲がギクシャクしてしまう事もあります。
少し価値観が違うと最初は感じても、お互いに歩み寄って、妥協点を見つけている夫婦もいます。
が、非常に大きな考え方の違いは、努力によって縮まっていくようなものでもありません。
その点、最初から価値観が合うと感じる相手と結婚すると、お互いに無理のない生活を過ごす事が出来ます。
良いものは良い、悪いものは悪いと素直に共感出来るのはストレスも溜まらず、平穏な毎日を送るには外せない条件かもしれません。
同じような事として、金銭感覚が合う人の方が結婚生活も安泰です。
女性はケチな男性より、羽振りの良い豪快な男性に惹かれる傾向にありますが、それは独身時代に限ります。
結婚して子供が誕生した後も、いい格好を見せようと後輩たちに奢り続けたり、趣味の車の改造にばかり無駄にお金を使われても困ります。
さらに最悪なのが、その事を指摘した時に、「自分が稼いだお金をどう使うかは自由だ」と反論された時です。
こうなると、相手は家族のためより自分のためにお金を使いたいという気持ちが前面に出ており、夫婦間の考え方も全く違うものになります。
逆に生活費も全て管理され、家計簿で1円の違いも許されない状況も苦痛に感じる人が多いです。
夫婦二人で目標に向かい、節約生活も耐えてみせるという考えならともかく、一方が考えを押し付けてしまうとそれも長続きしません。
対して、毎日の食費や洋服や趣味にかけるお金、子供の教育資金はどれだけ出せるかなど、金銭感覚が同じ夫婦ならお金の事で揉める事もありません。
結婚生活を支えるものにお金は無くてはならない存在ですから、金銭感覚が違い過ぎるのも考え物です。
また結婚は同棲をしてから決めるという考えを持っている人も多いです。
昔の人なら、結婚前にだらしないと決めつけるかもしれませんが、冷静に相手を判断する上では案外悪くはありません。
恋人として数時間合うだけとは違い、同棲となると仕事以外では朝から晩まで一緒に過ごす事になります。
相手の行動や癖に対して何とも感じない人もいますが、自分と違う些細な行動や癖が気になる人も多いです。
具体的には食事の味付けや好みの問題、お風呂場やトイレの使い方、電気をつけて寝るのか真っ暗にして寝るのかなど、これまで別に暮らしていた相手なら、いろいろな違いが出てきます。
特に潔癖症のタイプの人の場合、とことん清潔にこだわって暮らしていたのが、相手によってその領域が崩されてしまいます。
一緒に暮らしていく中で相手に合わせられる人もいますが、絶対に無理と離婚まで発展していく事もあります。
そういった事を踏まえて、自分とは違う行動をする相手を許す事が出来るのか、長く一緒に生活していけるのかを見極めるために、結婚前に一緒に暮らしてみるというのも一つの方法です。
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