婚活、最近は聞き慣れた言葉になりましたが、生まれてからまだ10年くらいしか経っていません。
結婚活動の略語であり、もともとは就職活動(就活)に見立てて社会学者が考案、提唱した造語です。
この言葉がはじめて登場したのが週刊誌で、「日本の結婚の実態」に関して登場しました。
婚活は男女のどちらにも利用されますが、認識としては女性の方が大きな意味を持っているかもしれません。
日本の歴史を見れば、結婚に関して女性は常に受け身であると言えました。
江戸時代で武家は政略結婚が主流で自由意志はなく、これは男性にも言えますが愛人などを作ることはできて、恋愛が不可能ということはありません。
一方で女性は難しく、恋を知らずに結婚してそのまま家のために尽くすというのが一般的でした。
庶民に関しても似たようなことはあり、商家や職人、庄屋などの家に生まれた場合、自由意志ではなく家を盛り立てるために婚姻が結ばれていき、自由恋愛が行われるようになったのは明治維新のになります。
女流作家が活躍した頃にやっと一般にも自由恋愛が広がりはじめて、戦後になり家よりも個人主義が中心に考えられるようになり、恋愛に関しても自由に行えるようになりました。
天皇家でも皇族ではなく一般から妻を迎えるようになり、自分の恋した好きな相手と結ばれるようになったのは幸せなことです。
しかしながらその一方で受け身のままではなかなか結婚できない、そういった問題も発生しています。
これまで女性の結婚に関しては誰かの行動が基本となることが多く、自由恋愛が広がった中でも見合い話や上司や知人の紹介といったものから、結婚に結び付くことが多かったはずです。
しかし時代の流れと共に、上司からの紹介、引き合わせというのはセクハラやプライバシーの侵害とみなされてしまい、避ける人が多くなりました。
そのため出会いのチャンスに関しては、積極的な人は広がっていますが、消極的な場合は逆に狭まっているのが現状です。
そういった事情から現在になると女性も結婚するためには自ら積極的な行動に出る必要があり、婚活という言葉が生まれ、さまざまな思いと共に受け入れられて、今では一般的な単語となり認知されるようになりました。
ではそもそも婚活、結婚活動とは何をするべきものか、これはシンプルに結婚することで、恋人を見つけ出すところからはじまります。
そのため結婚相談所を利用する、合コンやお見合いパーティーに参加するなど、異性との出会いを求めて行動すること、さらには自分磨きも大切です。
結婚は一人で成立するものではなく、相手の気持ちも必要になってきます。
そのため自分自身を魅力的にすることで、結婚する可能性を高めることができるわけです。
そして婚活目的での自分磨きでは料理教室に通うといったものが多く、毎日の美味しい食事というのは男性に結婚を意識させるために重要な要素と言えます。
男を射止めるには胃袋を掴めとは昔からよく言われたもので、今でも有効な手段です。
生活が変わっても人間の三大欲求は変わらず、食欲というのはとても大きなものになります。
家に帰ると美味しい食事が待っている、シンプルですが結婚したいと思わせる要素です。
最近では当たり前になってきた婚活ですが、実は多数の失敗、いわゆるNG行動もあります。
頑張って婚活に取り組んでいてもなかなか成果が出ない、もてない。
そういったことがあるはずです。
理由はやりかたが間違っているからで、無自覚でNG行動をしているかもしれません。
そこで事前にNG行動を知っておくことで、リスクを回避して成功に近付くことが可能です。
それではどのようにして知ればよいのかというと、体験談をチェックすると分かりやすく、参考になります。
婚活によるNG行動の体験談を知るためにはネットを活用するのが良く、検索ワードに言葉を入れると、無数に出てくるはずです。
迷ってしまうくらい多いので、分かりやすくするために「まとめサイト」などを利用するといいかもしれません。
さまざまな体験談がひとつのサイト内に分かりやすくまとめられているので、参考にするためチェックしやすいです。
いくつか紹介していきますので、自分の行動を振り返ってみてください。
まずは婚活に限らず第一印象が重要になり、ファッションやメイクで失敗している残念な方は意外と多いです。
自分を魅力的に見せたい、おしゃれだと思われたいといった理由から、普段よりも頑張る人は多いですが、それが逆に浮いてしまう場合があるので注意してください。
婚活にはさまざまなシチュエーションがあり、TPOを考えた衣装選びが必要になります。
例えばお見合いパーティーひとつでも、ホテルならドレスを着ても浮きませんが、カジュアルタイプのレストランだと場違い感があるはずです。
スーツやワンピースでもデザインや生地の選び方で印象が変わってしまうので、その場に相応しく自分に似合ったものを選ぶことが大切になります。
さらにNGなのは皺がある、シミなどの汚れがあるといったことで、清潔感を前面に出すのは婚活の基本です。
美しく見えるということは大切ですが、派手さよりも清潔感や親しみやすさといった印象の方が、婚活の場では受けが良くなります。
またこれは衣装だけではなく、メイクや髪型も同様です。
またサイズが合っていることも大切で、細く見せたいときつめの服を着るのは避けてください。
「ピクニックタイプの婚活でお嬢様系のワンピ、キラキラメイクで行ったら私だけ浮いた!」 「スレンダーに見えたいと小さめのサイズの服を着たら、途中でファスナーがはじけて最悪でした」 さまざまな体験談があるので、参考になります。
他にもパーティー会場で積極的に話しかけるのはいいですが、収入や家族構成などプライベートに踏み込んでしまうのはNGです。
結婚相手としてもっとも必要なことですが、礼儀というのは大切ですし、図々しい人というのは嫌われます。
「どんなお仕事をしていますか?」 「カッコイイ、本当に彼女がいないんですか?」 このような質問はNGで、自分が尋ねられて不快感のある話題は避けてください。
会話はコミュニケーションの基本となりますが、それだけにNGワードについて知っておくことが失敗のリスクを回避することができます。
ただパーティーに出るだけでは異性と知り合えても、その先につながりません。
相手に好意を持ってもらう、関係を築き上げることが必要です。
それゆえ体験談をしっかりとチェックして、過ちを避けるようにしてください。
婚活は結婚相談所を利用する、お見合いパーティーやコンパに出席して異性と知り合うだけではありません。
最終的な目標は結婚にたどりつくことで、自分磨きとして習い事をするのも婚活です。
クッキングスクールに通う、茶道や華道といった昔ながらの花嫁修業をする、最近は社会人サークルも人気となっています。
趣味を楽しむ、スキルを身に付けつつ、異性と知り合うことができて、同じ目的を持った人が集まっているので話題が豊富で恋愛に発展しやすいです。
そしてそういった場でもファッションや言動に注意しなければいけなく、マナーとは別に婚活を意識することが重要になります。
パーティー会場と同様にプライベートに踏み込み過ぎないこと、そして動作仕草に気を付けてください。
特に男性に多いですが、意中の相手とは別の人に対して横柄な態度に出る、言葉が悪くなると、本命からも引かれてしまうことが多いです。
パーティーや見合いの場といった特別な場所だけではなく、普段から意識することが必要になります。
そして意外と見逃しがちなのでデート中のNG行動で、婚活のゴールを成婚と考えるととても重要なポイントになってくるはずです。
相手を気遣う、好意を持ってもらいたいと意識して行動しますが、普段の態度は出てしまうものなので注意が必要です。
最近になって失敗談として多いのが「スマホの見すぎ」で、男女どちらも自分よりもスマホが大切だと感じたら不愉快になってしまいます。
一度のデートでさようならといったことも多く、スマホ中毒になっている人は気を付けてください。
また中毒ではなく、株やFXといった投資を行っていて定期的にチェックする必要がある場合もあります。
この時は事前に一言断っておくと、あまり反感を抱かれません。
理由としては資産運用で、結婚を考えている場合は自分に関わってくるからです。
ただ事前に告げておかないと理解されないので、デート中もチェックする必要がある場合は、タイミングを見て説明しておくとトラブルを回避できます。
また男性は歩く時のスピードにも注意が必要で、女性の方が歩調が遅いことが多いので、置いていかれる、無理してついていき疲れてしまうなどマイナス点です。
男女両方に言えるのはデート中によそ見をしないこと、魅力的な人がいて目を向けてしまいたくなりますが、ここは我慢してください。
また「疲れた」は決して言ってはいけなく、状態ではなく自分との時間だと受け取られますし、愚痴を聞きたい人はいません。
相槌に関しても重要で「そうなんだ」「ああ」としか返さないと詰まらない、話を聞いてくれていないと思われてしまいます。
社会人として当たり前のことが多いですが、実際に体験談をチェックすると想像以上に多く失敗談として語られているのが分かるはずです。
婚活というと異性を知り合うまでと思い込んでしまいますが、ゴールは結婚で、そこまでの道のりはすべて婚活だと考えてください。
体験談をチェックすることで自分自身の行動、態度を改めて振り返り見直すことができます。
婚活を続けても恋人ができない、結婚にたどり着けないのは自分自身に原因がある場合が多いです。
成功させるためには自身のNG行動を知ることが必要ですし、これから行う方は参考にすることでリスクを避けて、成功に繋げられます。