結婚を決めるとなると、当人同士だけの問題ではなくなります。
結婚生活の中には、親族としての付き合いやいずれ訪れる介護などの問題もあるからです。
そんなとき、誰に相談したらよいのでしょうか。
結婚の先輩である親に相談する例は多いでしょう。
一番身近な人生の先輩である点や、今後も親族として結婚相手と関わっていく存在だからです。
まず、祝福してくれたときに心強いことがあげられます。
今後、両親には、親族として結婚相手と長く付き合ってもらうことになります。
両親が賛成してくれることは非常に頼もしいでしょう。
また、金銭面で援助してくれる例も多くあります。
結婚式や披露宴、新婚旅行など金銭的な負担が大きいときに、援助してくれるのはうれしいですよね。
親だからこそ、些細なことにも口を出してくるというデメリットもあります。
特に、過保護な親である場合、自分の思い通りに動かそうと誘導してくる場合も。
喧嘩につながる場合もあるため、注意が必要でしょう。
ほかにも、苦労している両親から、結婚に対してのマイナス面ばかりを伝えられてしまう恐れもあります。
現実的な辛さを知りたくない場合は注意が必要ですね。
一番身近な存在である友人に相談したい人は多いでしょう。
よく遊ぶメンバーだったり、一緒に過ごしてきた友達だからこそ話しやすいものです。
しかし、そう言っても一歩間違えると仲違いしてしまうこともありますので、注意が必要です。
親友と呼べる存在がいるのであればその人に聞いてもらいたいと考えるのは自然でしょう。
自分のことを自分よりもわかってくれる相手だからこそ、安心して話すことができます。
さらに、既に結婚をしている友達であればより詳しくアドバイスしてもらうことも可能です。
また、自分の性格をわかった上で接してくれるという安心感もあります。
友人の場合、アドバイスはちゃんと伝えてくれますし、両親のように自分も突っぱねることなく聞き入れることができるというメリットがあります。
友達が独身の場合には、話すことに関してデメリットが多いでしょう。
特に女性の立場で言えば、結婚に対して焦っている友達には絶対に話さないようにしてください。
どんなに悩んでいることであっても、嫌味で返されてしまうこともあるでしょうし、場合によっては大喧嘩にまで発展することもあります。
結婚の報告のタイミングにも頭を抱える人は多いです。
みなさんはどのタイミングで両親に報告しているのでしょうか? 実際の体験談を見ていきましょう。
「今まで誰も紹介してこなかったので、『よかった! うちの子はモテないのかと心配していたわ!』と母はものすごく喜んでくれました」(26歳女性/その他/クリエイティブ職)
相手との結婚の話が出てきたタイミングで、報告する人は多いようです。
少しでも、はやく両親を安心させてあげたいと思う人が多いのかもしれませんね。
「彼氏がいると報告したとき、結婚も考えていると伝えた」(25歳女性/商社・卸/営業職)
交際相手ができた時点で、報告する人もいます。
交際時点から報告しておくことで、結婚する際に急だという印象を与えないので、両親に長く二人の付き合いを見守ってもらえるメリットがあるでしょう。
「プロポーズされたときに親に話をした。
もともと結婚するだろうなと思ってはいたようで、私も自分で決めることだと思っていたので、『相談』というより『報告』という感じでした」(25歳女性/商社・卸/事務系専門職)
プロポーズされた時点で、報告する人も多いです。
自分が新たな一歩を踏み出したときに、一緒に喜んでもらえたら、うれしいですよね。
ただ、ここでもやはり、交際時点から相手の存在を報告していた人は多いようです。
二人で一緒に報告するという人もいます。
驚く両親は多いと思いますが、交際相手がいる前では両親も反対しづらく、もしかしたら祝福しやすい雰囲気をつくれるかもしれません。
両親に結婚を報告するタイミングは人によってさまざまです。
ですが、結婚が決まる前から、交際相手の存在を伝えていた人が非常に多いようです。
両親が急な結婚に驚ずにすむので、前々から伝えておくのが良いのかもしれませんね。
では、実際にみなさんはどのように親に相談、報告をしているのでしょうか? 体験談をもとに見ていきましょう。
実際にどのように相談すればよいのでしょうか。
普段から親と交際相手の話をしない人や、逆に普段から頻繁に話す人など、親子の関係もさまざま。
ですが、いざ結婚の話となると、誰でも躊躇してしまいますよね。
緊張や照れなど、改めて親に話すのが恥ずかしいと感じるのは当然のことだと思います。
その解決策を見ていきましょう。
相談が恥ずかしいという場合は、先に同性の親に相談するということをおすすめします。
主人と結婚しようと思ったとき、まず母に話し、母から父に根回ししてもらい ました。
出典:オズモール情報サイト
まずは母親に紹介したい人がいることを話し、 母親に味方になってもらった上で父親に話しました。
出典:オズモール情報サイト
女性の場合は先に母親に、男性の場合は父親に。
こういった話は、同性だからこそ、話しやすいものです。
人生の先輩として、話を聞いてくれ、ときにアドバイスもくれるでしょう。
また、大事な相談を自分に先にしてくれるというのは、ご両親にとっても、とてもうれしいことです。
応援したいと思うひとつのきっかけにもなり、結婚に対する賛同も得やすくなります。
このように、両親に一度に言うのに緊張してしまう場合、先に一人に話すというのは、効果的なのです。
「どのように切り出したらよいのか?」「どのタイミングで交際相手と会わせたらよいのか?」と頭を抱える人は多いです。
みなさん、どのように相談しているのでしょうか?
さらりと、、、「私と○○君、○月に入籍しようと思うの。
今度彼がちゃんと挨拶に来たいと言ってるんだけど、いつが都合いい?」 っていう感じでした。
(夕飯食べている時に言っちゃいました、、、)
私も両親もあっさりしているタイプで、あまり形式や、堅苦しい感じなどが苦手 なタイプなのであっさり言いました。
私の親も感づいてたみたいで “○日って家に家にいる?”って話したら それだけでわかったみたいです。
出典:オズモール情報サイト
以前から、彼との交際のことを報告しておいたら、雰囲気で察してくれる場合も多いようですね。
ただ、その際も、交際相手と面会の機会をつくることや、そこできちんと挨拶をする予定であることをきちんと伝えておく必要がありそうです。
彼との交際を伝えてない場合も見ていきましょう。
最初に主人が私の実家に来たとき、結婚の話もしようかと思いましたし、父も 察していたはずなのですが、父が初めからそういう話は嫌だったのか、なんと なく、結婚したいのですが、、、という話は主人からはできませんでした。
後日、また実家に来た際に、「結婚させて下さい。」と話すことが出来まし た。
やはり、突然、結婚の報告をするというのは難しいようです。
まずは自分の口から話しておく、一度両親に会ってから後日伝える、など、ワンクッションおいてから、結婚を伝えた方が良いのかもしれませんね。
では、いざ結婚を祝福してくれる状況になったときに、しておいた方がいいことはなんでしょうか。
結婚する前に、自分の両親と話しておいた方が良い事項があります。
結婚式に必要な費用は平均600万円と言われています。
二人だけじゃお金が工面できない場合もあるでしょう。
お金を借りたい場合は、返済する期限をきちんと伝え、早めにお願いする必要があります。
また、お祝儀が入ったら返済できる場合は、その旨を伝えておいた方が良いでしょう。
もちろん、先述したように、お金を援助したいという親も多いです。
両親から提案があった場合は、具体的にどのぐらいの金額なのか、いつ受け取るのか等、話し合っておく必要があります。
その際に、揉めないようにすることが非常に大切です。
ただ好きだから結婚するだけでは、両親も心配してしまいます。
将来の生活基盤や将来どんな家庭を築きたいのか、伝えておく必要があるでしょう。
また、実家を離れる場合は、どのぐらいの頻度で帰る予定かを伝えるなど、心配させないようにする工夫が必要です。
自分の口から、結婚相手がどういった人か、説明することも必要です。
相手との出会いや、職業、相手の家族のことなどは必ず伝えておきましょう。
さらに、どういった性格なのか、どういった人生を歩んできた人なのか、あなたから見た彼の印象を両親にきちんと伝えることも大切です。
どういった人かわかることで、両親もより応援したくなるでしょう。
いかがでしたか。
幸せいっぱいのイメージが強い結婚ですが、相談や報告で一歩間違えれば、友人を失ってしまったり、両親から反対されてしまったりする恐れがあります。
上記の体験談を参考に、相談と報告のタイミングをきちんと考えておくことをおすすめします。
また、両親への相談・報告が済んだら早めに結婚の準備をすることも大切です。