女性にとって結婚は、一生に一度のビッグイベントです。
数ある人生の選択肢の中でも、非常に重要であることは明らかです。
これまでの人生を振り返ってみましょう。
受験や就職など自分の生き方に迷う場面はいくつもありました。
どんなに悩みぬいた結果であっても、失敗してしまうことは大いにあるのです。
今までがどんなに不遇であっても、結婚で一発逆転が狙えるところも人生の面白いところです。
多くの女性が婚活に邁進している現在の状況には、それなりの理由があるのです。
もうこれ以上失敗しないために、あるいは順調にきた人にとってはより一層幸せになるために、結婚相手は慎重に選びたいものです。
結婚相手に相応しい条件として、年収は非常にわかりやすい条件です。
親の立場からも、結婚相手には生活に困らないだけの収入があれば娘を嫁がせる際の安心材料の一つとなります。
誰かに結婚相手について聞かれる時には、大抵何をしている人かが問われます。
直接年収を聞かなくても、職業によって大体の年収が想像できる理由からでもあります。
誰もがたくさんお金を稼ぎたいと願っているわけですから、人並み以上に稼いでいるのはすごいことなんです。
その人が頑張ってきた証拠でもあるし、並み居る男性より抜きんでている事実は優秀であることに間違いはないのです。
お金の稼ぎ方は様々です。
一生懸命勉強をして稼げる職業に就いたのであれば、能力が高いと判断ができます。
他の人が思いつかないような発明や新規事業を起こして儲けたのなら、それも立派な能力です。
先見の明があると言えますし、もし長い人生のどこかでつまずいてどん底に陥ったとしても、そこから這い上がる可能性が高そうです。
次に、外見も世間一般から考えればすぐに目が行くポイントです。
背が高くてスラっとしているタイプや、がっしりとした筋肉質のタイプなど様々ですが、好まれる見た目が存在します。
誰から見ても好印象な相手というのは競争率も高いので簡単に結婚にこぎつけられるわけではありません。
親戚連中からよかったね、などと言われるのもやはり爽やかな好青年タイプが当てはまります。
それから、性格面も重視されるポイントです。
どんなにお金があって見た目が魅力的な男性でも、内面に何かトラブルを抱えていると将来の結婚生活に少なからず影響されてしまいます。
最も嫌がられるのが暴力的な面を持っている人です。
暴力行為は犯罪ですから、犯罪者を結婚相手に選ぶなど言語道断です。
とはいえ、お付き合いをしている中では隠されている場合もあるので、なかなかわかりづらい部分でもあります。
自分だけではなくて、信頼できる友人など他人の目を通しても確認しておくべき項目です。
また、直接的な暴力がなくても、精神的に相手を傷つける行為をする人も暴力的な部類に入ります。
近頃よく知られるようになったモラハラは、当事者になると本当に辛いものです。
最初は耐えられると思っていても、相手からずっとダメ人間のように言われ続けると、長い時間をかけて洗脳されてしまいます。
自分を少しでも悪く言うような人や自信や尊厳をそぐような相手と一緒にいると、あなた自身のためになりません。
日本では、家柄や血筋がとても尊重されます。
もちろん身分制度は昔のものですし、今では人間は皆平等という概念は揺るぎのないものです。
とはいえ、先祖が偉大な人であったり、ましてや歴史に残るような人であったりすると、素直にすごい家だと思うのが日本人の心理です。
本人はいたって普通の人であっても、家系が立派であったり、由緒正しい家柄であることが一つにステータスとして世の中を生きやすくしてくれる条件にもなるのです。
そういう意味では、昔からの名家や地元の名士であることは、結婚相手に求める条件として重宝されます。
最後に、才能のある人というのも素晴らしい条件です。
才能は、お金にならないと才能ではないと言われます。
ただ、あなた自身が相手の才能を認められるのであれば、必ずしも収入に結び付いている必要はないのかもしれません。
才能を見出すということは、イコール人間的に魅力を感じるということです。
一緒に生きていく上で誇りに思えますし、子供に受け継いでいきたいメスの本能にも訴えるものとなります。
結婚相手を決めるなら、経済的な条件は見逃せません。
なぜなら、結婚した後に続く生活を考えなければならないからです。
結婚は決して人生のゴールではなく、長く続くその先の生活へのスタート地点なのです。
老後は、これまでの貯えに加えて、年収の範囲内で生活していくことになります。
年収が高ければ、満足度の高い結婚生活を維持することができます。
二人の時間を楽しむために使えるお金が増えるわけですから、余暇を過ごす選択肢が格段に増えます。
年に一度は海外旅行に出かけたいと考える女子も少なくないのではないでしょうか。
それ以外にも、一年の間にはイベントごとがいくつもあります。
季節を感じて笑顔をたくさん増やす機会を増やすための試みがやりやすくなります。
充実した生活を送るために年収は欠かせないポイントです。
毎日の生活の中で、家事はこなさなければいけない夫婦の役割です。
ですが、実際には女性が担当する役割が多くなり、しばしば夫婦喧嘩の原因になり得るものです。
最近は、女性が仕事を持つ家庭が一般的になってきました。
そうなると、仕事と家事の両方を日々こなしていかなくてはならなくなります。
独身の時には仕事だけしていれば、あとは自分の裁量で出来る範囲の事をしていればよかったかもしれません。
しかし、結婚すると家族が増えますから、その分、家の仕事がどんどん増えていってしまいます。
当然、家事に手が回らなくなる場面が出てくるのも容易に想像がつきます。
そういった場合でも、ある程度の年収があれば解決のための選択肢が増えます。
社会の切実なニーズを捉えで、続々と家電製品や新しいサービスが登場しています。
ルンバや全自動洗濯乾燥機、食器洗浄乾燥機といった家電製品は、家事作業の時間を劇的に短縮してくれる優れものです。
主婦たちがやらなければいけない手間や時間を短縮することによって、生活にゆとりが生まれるのです。
企業の家事代行サービスを利用することで、それまで家事にかかっていた自分の時間や労力を他のことに使えるようになりました。
しかし、付加価値の高い家電製品やサービスにかかる費用は、高価です。
一般的な庶民が日常的に支払える範囲ではありません。
家庭を持つなら、主婦として家計を取り仕切る役割があります。
家族の未来のために、どのように家計を回していくか考えなくてはいけません。
年収に応じて、家賃や生活費が変わってきます。
入ってくる収入が多ければ、家賃が高くても、治安や子供の教育水準が高い地域に住むことができます。
住居環境は、結婚生活にとって大きな要素を占めています。
ご近所づきあいもそうですし、子供が生まれると幼稚園や学校の保護者同士の交流も生まれます。
知識レベルの高い品のあるお付き合いをしていく未来を想像するなら、経済的な理由が見逃せません。
ファッションや交際のための費用も必要になってきますから、背伸びしなくても済む収入が求められます。
子供を育てるにはお金がかかります。
結婚後子供を持とうと考えるなら、育児費用や教育費を賄える年収かどうかも判断材料になります。
家族が生活するだけでギリギリの年収だったら、子供の学力に影響してしまいます。
学校の勉強に難なくついていければ問題はないのですが、どこかでつまずいてしまった時に頼れる塾や参考書などのサポートが不可欠です。
進学を考える時にも、学費を支払えないからと諦めざるを得ない現実があります。
親として子供に十分な事をしてあげられないのは、とても悲しいことです。
子供にとっても可哀そうな展開に陥ってしまいます。
子供は、親の世話をするのが普通です。
今は元気にやっている両親でも、年月が減れば年老いてやがては心身が衰えていきます。
仕事を持つ現役世代にとって、親の介護は切実な問題です。
介護が必要な状態によっては、仕事を辞めなければいけないことも出てくるでしょう。
そうの際にも、年収が高い方が仕事を続けて、もう一方が介護に力を注げます。
また、サービスや看護体制の整った施設へ入居する費用を支払うこともできます。
これまで見てきたように、年収が長い結婚生活の強い味方になってくれることは間違いありません。
人間の幸福をお金で買うことはできません。
しかしながら、ゆとりのある生活や何かあった時の保険、将来の選択肢などお金で買えるものもたくさんあるのが世の中です。
結婚相手を考える際にも、なるべく年収があった方がいいと願うのが心底からの本音ではないでしょうか。
ただし、年収ばかりを重視すると、思わぬ失敗をすることもあります。
年収はあくまでも結婚する時点での水準で、その水準がずっと続いていく保証はないからです。
起業して成功した実業家の場合、景気の影響や社会の変化によって業績が傾くことは十分に考えられます。
世の中は常に移り変わっていますから、新たサービスに取って代わられたり、消費者のニーズが変わったりすることが普通です。
会社が順調な時の暮らしぶりは良くても、うまくいかなくなった時に様々な変化に対応できずに結婚生活が破たんするかもしれないのです。
今の暮らしを捨てて、減少してしまった家計の中で生き抜くために生活水準を落とさなければいけません。
たとえ大企業に勤めていても、安心はできません。
長く業界のトップを走ってきた企業は蓄積されたノウハウや人脈もありますが、大企業とも言える欠陥やおごりのようなものが生じてきたりもします。
会社の問題が発覚して、存続が致命的となった例がいくつもあります。
世界的に有名な企業でも、事件をきっかけに破綻してしまうことは決して珍しい事ではないのです。
そうなると、倒産あるいは人員整理などで年収がガクンと減ってしまいます。
家計を直撃するような困難に直面した時、全力で乗り越えていかなければ結婚生活を続けられません。
こういう時に夫婦の真価が問われると言っても過言ではなく、年収を頼りに結婚を決めた場合には終焉しか見えてこないのです。
男性も女性も、生活に困るようになると変わってしまいます。
自信たっぷりに輝いていた男性も、ひどく落ち込みますし、一時的に無気力状態に陥ります。
最悪の場合には、精神的に病んでしまうことも考えられます。
女性も、生活苦から不機嫌になりがちですし、誰かを責めてしまいがちです。
言ってはいけない言葉が夫婦には必ずありますから、ヒートアップして一線を超えてしまう危険があります。
夫婦生活が続けられないほど関係が悪化することも不思議ではありません。
家計の年収は、どちらか一方が稼ぐわけではありません。
夫婦二人ともが収入を確保していれば、どちらかの収入が減ってしまっても大丈夫です。
片方の収入に合わせてお金の使い方を変えて生活水準を下げれば、どうにか生活を続けていけるものです。
転職に成功したり、新たに事業を始めたり再起することができれば、また元の生活水準に戻れるのです。
収入が二つあることは、何かあった時の保険にもなりますし、お互いの生活のゆとりにもなります。
専業主婦で夫の収入のみであれば、自分の買いたいものも買えずに我慢をしなければいけません。
自由に使えるお金もほとんどありませんし、人生の楽しみが減ってしまいます。
自分が稼いでいれば、家計にも貢献できる上に自分の欲しいものを手に入れることができます。
ちょっとした贅沢品でも、主人の収入から支払うのははばかられますし、周囲から責められることもあります。
自分が稼いだお金であれば、誰にも遠慮をせずに支払うことが可能です。
結婚相手の年収だけにとらわれないで、他の部分で相手に惚れることも重要です。
生活の中で自分が好きなところに触れる時に、幸せを感じることができるからです。
年収が減っても、お金以外で相手のことを素敵だと思った部分は消えることがありません。
自分の幸せを決めるのは自分自身です。
他の人がわからなくても、自分だけがわかっている相手の良さがあればいいのです。
年収はあればいいですが、それさえあればいいというものでもないのです。
お互いにお金がなくても幸せだと思える相手を選ぶことが、結婚相手を選ぶ上で一番重視するべきポイントです。
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