プロポーズの言葉はとても難しいと感じている人も多いことでしょう。
人生の中でも一度発するかどうかという言葉なので、経験がない分、難しいと感じるのも無理はありません。
また、失敗したらどうしようとの不安も重なり、自分で自分を追い詰めてしまう人も多いのでは。
そこで、プロポーズの言葉はどのような形が良いのか考えてみるとしましょう。
プロポーズなどそうそう経験することではありません。
経験したことは「前はこうだった」と分かりますので対策等も簡単に行えます。
しかし、人生一度きりのことを、ぶっつけ本番で行わなければならないのです。
シンプルだと伝わらないのではないかと悩む一方で、複雑だとそれはそれで相手に伝わらないのでは…と、いろいろな思いが錯綜するのではないでしょうか。
プロポーズの言葉で大切なことは、「自分が発したい言葉」ではなく、「相手が求めている言葉」を模索する点にあります。
そもそも、言葉とは相手に伝えるためのものです。
プロポーズとは結婚の申し込みです。
結婚したらどういった生活が待っているのかや、相手に対してどのような姿勢を取るのかなど、プロポーズを聞いた相手が「この人なら」と思える言葉が求められるのです。
プロポーズで大切なことは、「相手に伝えること」です。
分かりやすく言えば、相手が分からない言葉を使っても意味がありません。
難しい横文字や難解四字熟語を駆使すれば、一見格好良いプロポーズに見えるかもしれませんが、相手は意味そのものを理解出来ない可能性もあります。
着飾った言葉ではなく、分かりやすい言葉を心掛けるべきです。
映画やドラマでもプロポーズの言葉は重要なシーンなので、ここぞとばかり格好良い言葉を述べるものです。
このようなプロポーズシーンに憧れて、自分も格好良いプロポーズをと思うかもしれませんが、映画やドラマだからこそ受け入れられているのであって、現実でそのような言葉を発しても受け入れられるかは別問題です。
特に自己陶酔甚だしいプロポーズの場合、相手が引いてしまう可能性もあります。
ドラマや映画のプロポーズの名言を参考にするのは悪くはありませんが、現実のシチュエーションに似つかわしくないものの場合、結果が伴わない可能性もあると覚えておきましょう。
自己陶酔甚だしいプロポーズの弱点は「相手よりも自分のことを考えている」と思われてしまう点です。
プロポーズはこれから結婚生活を始めるための「はじめの一歩」です。
プロポーズされる側はまさに「記念」です。
そこで、プロポーズされる側のことよりも、自己陶酔甚だしい言葉を発せられたら「この人でいいのかな」と思われてしまうのも当然です。
どのような言葉を使うにせよ、大前提として相手の気持ちを考えなければなりません。
考えれば考えるほどに難しいと感じるプロポーズの言葉。
そこで、「名言」と呼ばれているプロポーズをいくつか挙げてみるので、それらを参考にしてみるのも良いのではないでしょうか。
定番中の定番なのではないでしょうか。
難しい言葉で着飾ったり、あるいは自分の世界に没頭した自己陶酔甚だしい言葉ではなく、シンプルで分かりやすい言葉です。
シンプルな言葉なので、「何を言っているのか分からない」にはなりません。
また、シンプルであるがために、言われた側としてもシンプルな感動が待っているものです。
シンプルであるが故に、言われた方が打算を感じない点もメリットです。
回りくどい言葉や、計算高さを感じさせる言葉よりも、素直に言葉だけが響くシンプルな言葉だからこそ、まさに「名言」と呼ぶに相応しいプロポーズの言葉です。
この言葉が有効な相手はとても多いです。
女性はロマンティックなプロポーズを求めていると錯覚しがちですが、やはり大切なのは気持ちです。
シンプルでありながら、なかなか発せなかった言葉なだけに、言われて嬉しくない女性はいません。
付き合いが長くて「長い春」になってしまったカップルや、まだまだ付き合いそのものは短いものの、お互い既に結婚を意識しているカップルなど、どのカップルにも使えるプロポーズの言葉です。
結婚とは一時的なものではありません。
今後、お墓に入るまで一緒にいることを意味しているのです。
それだけに、年齢を重ねてもずっと一緒にいようという意思表示はプロポーズの言葉としてももってこいです。
一時的な関係ではなく、ずっと一緒にいたい気持ちをシンプルに表した言葉は、言われた側の心を動かすはず。
言葉だけを見れば朗らかな、癒しを感じさせるものですが、言葉の裏を見れば強い意志が隠されていることが分かります。
結婚生活は決して楽しいことばかりではありません。
時には相手に対していろいろな気持ちが芽生えたり、結婚したのは失敗だったんじゃないかと考えることもあります。
しかし、歳を取っても一緒にいようという意思表示は、「どれだけ辛いことがあっても一緒に頑張ろう」という意思表示です。
ちょっとやそっと嫌なことがあったとしても、二人で困難を乗り越える。
そんな強い意志が見て取れます。
派手ではなく、大人しい雰囲気の相手に有効ですが、それまで派手に遊んでいた女性にも有効です。
若さがなくなった後も一緒にいることを意味しているプロポーズの言葉なので、それまで派手に遊んでいたものの、そろそろ落ち着こうと思っている女性の心により響くことでしょう。
こちらもプロポーズの言葉としては定番です。
シンプルですが、「付いてきて」という言葉に「幸せにする」という強烈な意思を感じさせます。
やはり女性としてはある程度男性に引っ張ってもらいたいとの気持ちがあります。
普段は一緒に笑い合ったり、女性側がリードすることはあってもプロポーズの時は男性側にリードしてもらいたいと考える女性は多いですが、そんな女性心理にピッタリの言葉です。
「付いてきてください」という言葉には、「守る」という意思表示も含まれています。
リードしてもらうと共に、守ってもらえている感まで味わえるとあって、言われた女性も納得できるプロポーズの言葉です。
普段は女性がリードしているカップルや、女性の方が年上のカップルには強く響くプロポーズです。
「いざという時は自分がリードする」という意思表示も含まれているだけに、いつもリードしつつ、内心で「もっとリードしてもらいたいな」と思っている女性が、心の奥底で求めている言葉です。
結婚生活は当初は二人でも、次第に子供も増えて家庭も賑やかになります。
そういったことまでイメージさせるようなプロポーズの言葉は、女性本能をくすぐります。
女性としては結婚したら後々子供をとの思いは強いですが、そんな女性心理を上手く刺激したプロフィールです。
女性本能をくすぐる理由として、いわば「母親になってください」「母親になる準備はいいですか?」という意味が含まれている点です。
女性の価値観は様々ですが、まだまだ子供を生んで母親になりたいと思っている女性は多いです。
仕事よりも母親になりたいと思っている女性にとっては、まさに「待ち望んだプロフィールの言葉」です。
シンプルではありますが、家庭的な印象を相手に与える言葉です。
「毎日」という言葉を使うことで、ずっと一緒にいようという意思表示が含まれています。
料理が得意な女性相手だけではなく、料理が苦手な女性相手にも有効。
なぜなら、「結婚して料理を覚えてね」という言葉が秘められているからです。
料理をするということは、家庭的なイメージがあります。
ご飯だけではなく、結婚して一緒に家庭を作ることも含まれているだけに、母親になりたいと思っている女性や結婚願望の強い女性に効果的な言葉です。
「これから」という言葉を使うことで、新しい生活の一歩目を踏み出そうとの決意を相手に伝える言葉です。
結婚は二人での新しい生活が待っています。
楽しいことだけではなく、辛いことが待っているのはよく分かっているからこそ、どんなことがあっても「楽しく暮らしたい」との意思表示です。
シンプルですが、女性にとっては頼り甲斐もあれば、「楽しく」という言葉に安心感を覚えるので、シンプルな言葉ですが、プロポーズに効果的です
「これから」という言葉は、「これまでのことは気にせずに」「これまでとは違った」という意味にも取れます。
これまでは喧嘩が絶えなかったカップルや、長い春になってしまってプロポーズの言葉を待ちわびていた女性にとって、何よりも欲している言葉です。
「毎朝=一緒にいる=結婚」という連想をさせるプロポーズです。
プロポーズはシンプルな方が良いのですが、これくらいの連想であればありです。
むしろ深く考えなくとも「結婚しよう」という意思表示ができます。
恥ずかしがり屋な男性にとっては、「結婚」という言葉を使わずに結婚生活を始めましょうと伝えられますし、女性にとっては「これから一緒に」と解釈できます。
家庭的な女性にはぴったりのプロポーズです。
注意点としては、共働きの場合には「私がずっと起こすの?」「私の方が早起きじゃん」と突っ込まれる可能性がある点です。
本気で怒られないとしても、内心で「私だけ頑張れってこと?」と解釈されてしまう可能性もありますので、キャリアウーマン志向の女性には控えた方が良いでしょう。
家庭的な女性には強力なプロポーズになるので、使いどころを見極める必要があるプロポーズの言葉です。
「一緒に住もう」と伝えるプロポーズの言葉です。
一緒に住んでいない場合、デートの度に別々の帰路につくことになります。
ドライブのデートで家まで送ったとしても、そこからは別々です。
それよりも、「同じ家で」と伝えることで結婚の意思表示ができます。
家でのデートよりも外でのデートを楽しむことが多いカップルにオススメです。
実家同士のカップルも良いでしょう。
デートは楽しい時間ですが、バイバイする時には寂しいものです。
むしろデートが楽しければ楽しいほど、バイバイする時間が寂しく感じるもの。
そこで「これからは一緒に」と告げることで、寂しさを一気に解消させることもできます。
シンプルな言葉ですが、女性に選んでもらうというスタンスが効果的なプロポーズです。
プロポーズされたら断る気がない女性でも、疑問形で聞かれたら考えるふりをしたいもの。
迷っていないのに迷っているフリをして相手の反応を楽しみたい女性相手にぴったりのプロポーズなので、プライドの高い女性に有効なプロポーズです。
「だめですか?」と相手に判断を求めているので、優柔不断な女性の場合、照れくささもあって快諾してくれない可能性もあります。
内心では喜んで頷きたいものの、恥ずかしさもあって素直にYESと言えない女性もいます。
長い付き合いのカップルにはオススメのプロポーズの言葉です。
もちろん長い付き合いではないカップルにも良いのですが、長い付き合いのカップルは、タイミングを見失ってしまし、続いてはいるものの結婚の機運が高まらないケースが多いです。
結果、別れてしまうカップルも珍しくありませんが、「そろそろ」という言葉を出すことで結婚に向けて動き出そうと意思表示できます。
長い付き合いのカップルの場合、相手に対して嫌ではないものの結婚となると一歩を踏み出せないケースが多いです。
相手に言われたら「結婚しても良いかな」とは思っていても、自分から切り出すのは面倒だったり気が乗らないからこそ、プロポーズもせずに結局ダラダラ付き合っているケースもあります。
そのようなカップルにこそ、「現状打破」としてオススメのプロポーズです。
プロポーズして彼女が思わず「キュン」としてしまうフレーズを狙ってみるのも手です。
「胸キュン」という言葉があるように、キュンとさせることによって相手がドキドキし、プロポーズの成功率を高めてくれます。
恋人同士であればフランクに話す関係ですが、だからこそプロポーズの時だけ敬語にすることで、相手を「キュン」とさせることができます。
普段とのギャップもあるので、「え?どうしたの?」という気持ちや、「真剣なんだな」と相手に感じてもらえます。
敬語は効果的ですが、あまりにも堅苦しい、まるでビジネスのような敬語は控えましょう。
「軽い敬語」だからこそ効果的であって、堅苦しい敬語では相手も違和感を覚えてしまいます。
回りくどいセリフよりも、先にも挙げたようなシンプルなセリフの方が相手も「キュン」となります。
難しい言葉の場合、素直に頭に入りません。
言われて「どんな意味?」の方が勝ってしまう言葉よりも、シンプルな言葉の方が素直な「キュン」を生み出せます。
プロポーズは必ず成功が約束されていいるものではありません。
時には残酷な結果が待っていることもあるので、気を付けなければならないことがいくつかあると覚えておきましょう。
プロポーズの言葉だけを綺麗に述べたとしても、それまでの関係から一発逆転になることはあり得ません。
プロポーズは「逆転の魔法」ではなく「ダメ押し」です。
それまでの良好な関係に対して「結婚」という一つの答えを導くためのものなので、喧嘩が続いていたり最近上手くいっていないからとプロポーズで挽回を考えるのは控えるべきです。
上手くいっていない時にプロポーズしても、相手にとっては「NOを突き付けるチャンス」になる可能性が高いです。
プロポーズは仲直りのための言葉ではありません。
気を付けましょう。
プロポーズの言葉をあれこれ考えるのはよく分かりますが、長すぎると相手の理解に時間がかかります。
短い言葉で自分の感情をストレートに表現した方が、相手も受け止めやすいです。
ダラダラと理屈を語られるよりも、直情的に「結婚してください」の方が女性は受け入れやすいです。
プロポーズの言葉が長いと、次第にゲンナリしてしまう女性も多いです。
「で、何が言いたいの?」と内心で思われてしまったらせっかくのプロポーズも台無しです。
プロポーズはシチュエーションも大切です。
映画やドラマのようなシチュエーションをセッティングするという意味ではなく、相手に応じたシチュエーションが大切です。
恥ずかしがり屋の相手なのに人前でいきなりプロポーズしても、相手も素直にはなれません。
プロポーズは自分だけの問題ではないので、「相手がどう受け止めるか」まで考えたシチュエーションで行いましょう。
改めてプロポーズの言葉をと思ってもなかなか浮かばないものです。
シンプルでは芸がないと考える人もいるかもしれませんが、「相手に素直に伝える」ことが大切です。
あれこれ理屈で考えるのではなく、自分の気持ちをストレートに表現できるシンプルな言葉でプロポーズを行ってみてはいかがでしょう?。